おねしょ・夜尿症の鍼灸対応
子どものおねしょや夜尿症は
鍼灸治療が効果的です。
オムツが取れる時期をとうに過ぎて毎日のようにおねしょをしてしまって、とても困っている子供さんやお母さんが大変多く見受けられます。夜尿症は現代医学的に考えれば副交感神経の働きが思うようでなく交感神経の緊張状態が続い制御出来ないのが原因の症状と解釈できますが、これを東洋はりの立場で考えると、尿は小腸と膀胱の作用によって生成され、排尿には肺気の力が関係しております。「陽虚すれば外寒する=陽の部位における陽気が不足すると冷えますよ」ということが大きく関係するものと思われます 下腹部(へそより下側)がとても硬く皮膚もかさかさでアトピーや小児喘息等、呼吸器に異常がある子供に多いようです。おねしょは朝方にもらしてしまう場合は収縮型や実型と言い膀胱が閉まって容量が少ない為に起きます。一方、寝入るとすぐに漏らし、何回ももらしてしまう様なおねしょは弛緩型と言い膀胱の筋の緩みが原因です。この場合は収縮型よりも治るのに時間がかかり、筋の力を補う事で改善されます。 小児鍼はまったく痛みはありません。接触鍼によって治療を行い数分で終了します。施術から施術までの感覚をあけずに続けていくことが必要になります。身体の調整をしていく事により改善していきます。継続的な治療が必要です。